第ex19回 チョコボール計測

番外編の計測、19回目。

番外編18回に続いて、ファミリーマートと森永さんのコラボキャンペーンで発売中の「ミルクキャラメル味」を計測していきます。

このミルクキャラメル味ですが、番外編第18回で事件が起こりましたね。

chocolate-ball.hatenablog.com

当ブログの読者の方にはおなじみだと思いますが、 森永さんはとても良心的で、いつも仕様上の内容量に対して平均1.5g程度多い量を詰めて出荷されています。 以下の記事を参照いただければ、日本で発売している商品の重量傾向がわかるかと思います。
日本のチョコボールとチョコボール Hawaii(グアム) の傾向の差を調べる - チョコボール統計

このような背景の中、 番外編第18回の計測では仕様上の内容量ギリギリで出荷されている商品が見つかりました。 これまでのチョコボールとは大きく異なる傾向ですので、計測ミスの可能性も含めて追加調査していきましょう。

なお、仕様よりも少ない値が計測されていましたが、 計測環境、計測器の精度などの影響ということも考えられますし、 微々たる差ですので、不具合などと騒ぐつもりは一切ありません。

計測結果

前振りが長くなってしまいましたが、計測結果はこちらです。

date	best_before	weight	box_weight	number	factory	shop	angel	net_weight	mean_weight
2018-11-08	2019-09-01	27.426	4.894	14	小山工場	コンビニ（さいたま市）	なし	22.532	1.609
2018-11-08	2019-09-01	27.167	4.88	14	小山工場	コンビニ（さいたま市）	なし	22.287	1.592
2018-11-08	2019-09-01	26.930	4.887	14	小山工場	コンビニ（さいたま市）	なし	22.043	1.575

相変わらずエンゼルさんは現れずです。

基礎集計

「ミルクキャラメル」味の集計です

項目	数
計測データ数	7
銀のエンゼル出現数	0
金のエンゼル出現数	0

	最小	中央値	最大値	平均
正味重量	21.978	22.287	23.082	22.433
個数	14.000	14.000	15.000	14.286

重量分布

この図は正味の重量のヒストグラムです。 赤い縦線が仕様を表しています。 青い太線で正規分布と仮定した最尤推定量をプロットしています。

前回の計測結果は以下の通りです。

まだまだ7箱ですが、 やはりこれまでに発売の商品とは重量傾向が異なるように見えます。
グアムで手に入れたパイナップル味を計測した際にも、重量傾向が違うようだと分析しましたが、 こちらの差のほうが大きいです。 ミルクキャラメル味だけが傾向が異なるのか、他の味も傾向が違ってくるのか、 調査結果が待たれますね！

エンゼルの出現確率推定

エンゼルの予測を行っていきます。 これまでの通常版パッケージの開封結果は次の通りです。

項目	数
計測データ数	221
銀のエンゼル出現数	10
金のエンゼル出現数	0

この結果を使ってベイズ推定によるエンゼルの出現確率推定を行います。

はじめに銀のエンゼルの出現確率の推定です。
90%信用区間（上下それぞれ５％）は、下側が2.73%上側が7.65%という結果です。

現在の期待値は4.89%です。

次に金のエンゼルの出現確率の推定です。 90%信用区間（上下それぞれ５％）は、下側が0.02%、上側が1.37%という予測になっています。

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